「治す」のではなく「守る」ための治療が存在します。
長期にわたって虫歯・歯周病を防ぐ。
そんな社会を本気で目指しています。
「治す」のではなく「守る」ための治療が存在します。
長期にわたって虫歯・歯周病を防ぐ。
そんな社会を本気で目指しています。
ある調査によると、70歳以上の方で食事の時に入れ歯を使用している人の割合は60%を優に超えているという結果が出ています。そして、入れ歯になった理由の70%以上が虫歯と歯周病で歯を失ったからだそうです。歯科医師としては非常に残念ですが、大多数の人は生きているうちに自分の歯を失ってしまうという現実があります。
しかし、言い換えれば虫歯や歯周病を防ぐことができれば、歯を失うリスクは限りなく軽減できると考えることができます。そのためには世の中の歯科医院に対するイメージを、「歯を治す場所」から「守る場所」に変えてもらう必要があります。
「自分の歯がある」というだけで人生の豊かさは全く変わってきます。しかし、10年後、20年後も丈夫な歯を保っていられるかどうかは、今この瞬間の取り組み次第で変わってきます。このページを見ているあなたには、ぜひ「予防」という選択肢を選んでいただきたいと思います
実は、虫歯・歯周病を防ぐための方法は既に科学的証明されています。極端な話、その方法に従ったケアをしっかり行うだけで、お口の悩みの改善は可能なのです。
虫歯や歯周病は「細菌による感染症」です。
当院ではこの「菌」の存在を、特殊な顕微鏡(位相差顕微鏡)を活用することで、原因となっている菌の種類の特定や活動性の確認をしています。その検査結果を基に患者さんごとにオリジナルの治療計画を作成していきます。
殺菌水は口腔内の細菌に対して強い殺菌効果を持っています。
虫歯や歯周病の治療と併用して使うことで、虫歯や歯周病の原因菌を効果的に殺菌することが可能になります。
「歯磨きは毎日しているのに、なぜ虫歯や歯周病になってしまうのですか?」
これは患者さんからよく聞かれる質問のひとつです。確かに、毎日の歯磨き習慣は大切なことなので、ぜひ続けていただきたいです。
しかし残念ながら、それだけでは虫歯や歯周病を防ぐにはまだ不十分です。
なぜなら口の中には歯磨きだけでは除去できない強力な汚れが存在するからです。
その汚れのことを「バイオフィルム」といいます。口の中で発生するあのいや~な“ヌメヌメ”がそれです。
あの“ヌメヌメ”は虫歯菌や歯周病菌にとってのバリアのようなものと言えます。
あれを壊さない限り、虫歯菌や歯周病菌を効果的に殺菌することができないのです。
バイオフィルムを除去するための唯一の方法は、歯科医院で行っているPMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning)と呼ばれる”歯のクリーニング”を受けるしかありません。
この処置をすることで本来の歯の白さに近づけ、ヤニ汚れ、茶渋などの着色も一緒に除去することができます。
つまり、定期的(2~3カ月に1回)にクリーニングに通う事で、虫歯・歯周病予防にもなりますし、歯の白さを維持でき一石二鳥という事です。
歯磨きはただ磨けばよいというわけではなく、適切な方法が存在します。
なかでも代表的なものが「バス法」「フォーンズ法」「縦磨き」などです。
多くの方は正しいブラッシングの方法を知りません。
そのためしっかりと汚れを落とすことができていないのです。
・自宅で正しいブラッシングを行うこと
・定期的に歯科医院でクリーニングを行うこと
虫歯と歯周病を予防するためには、自宅と歯科医院の両方でケアをすることが必須です。
どちら一方だけでは効果を発揮できません。
その他、「デンタルフロス」などの補助ツールの使い方も積極的にお伝えしております。
ぜひ学びに来ていただきたいと思います。
また、バイオフィルムや歯垢などのタンパク汚れを綺麗に洗浄・除菌してくれる「Poicウォーター」のご紹介もしています。
ご自宅で使用することで、より一層虫歯・歯周病予防の効果が向上します。
歯並びが乱れていると、上手に歯磨きを行うことが難しくなり、虫歯や歯周病になりやすくなります。特にお子さんの場合はその傾向が顕著にみられます。
そこで当院では、お子様の歯並びが悪いことでお口の状態が悪くなってしまうことを防ぐため「床矯正」という方法をご紹介しています。
「床矯正」は、乳歯から永久歯への生え替わり時期に行う矯正治療です。お子様の顎や骨格が成長する力を活用するため、無理なく骨格の改善を行うことが出来ます。
大人の矯正と異なり、簡単・少額で歯並びを整えることが可能です。詳しくは「矯正歯科ページの床矯正」をご参照ください。