知っておこう!大切な歯の応急処置とは
2022年08月3日
こんにちは。院長の野村です。
夏といえば、海水浴やキャンプなど
アウトドアを楽しむ方も多い季節です。
そんな時に気をつけなければならないのが
思いもよらないケガです。
お子さまは夏休みを迎えて、
急なケガをしてしまうことも。
ケガといえば「すり傷」や
「骨折」を思い浮かべるかもしれませんが、
歯が抜けたり、欠けたりといった『お口のケガ』も
実は珍しくありません。
■歯が抜けても元に戻せる?
たとえ歯が抜けてしまったとしても、
歯科医院で適切な処置を受ければ
歯を元に戻せる可能性があります。
歯が抜けてから処置までの時間が
短ければ短いほど
元に戻せる可能性は高くなるので、
ケガをしたときには
30分以内の受診を強くおすすめいたします。
■なぜ急ぐ必要があるの?
歯の根には『歯根膜(しこんまく)』と呼ばれる
組織が付着しています。
歯根膜は「噛んだときの衝撃」を
吸収、分散するクッションの役割や
「食べものの歯ごたえ」を
脳へ伝える役割を果たしている重要な組織です。
この歯根膜は、
歯が抜けると一緒にとれてしまう上、
乾燥に弱いという特徴を持っています。
そのため、
できるだけ早く歯科へ受診することを
心がけてください。
■もし時間がかかるときは
どうしても30分以内の受診ができないときは
抜けてしまった歯をそのままにせず、
『歯の保存液』に浸しましょう。
保存液は薬局などで購入することができますが、
入手が難しい場合は、抜けた歯を冷たい牛乳に浸す、
という方法もおすすめです。
また、抜けてしまった歯を拾い上げる際など、
歯を持つときは歯根膜を傷つけないためにも、
できるだけ歯の根の部分は触らないように
気をつけてください。
■歯が折れたり、欠けたりした時は?
抜けてはいないけど
歯が折れた!欠けてしまった!
こんなときも
早めの受診が肝心です!
たとえ事故直後は大きな変化がなかったとしても、
あとから歯ぐきが腫れてきたり、
ケガが神経まで達して
激しい痛みに襲われたりすることがあります。
さらに、痛みがないと思ったら神経が死んでいた、
なんてことも…
「つめもの」や「かぶせもの」による
治療が必要になる場合もあるので、
軽度のケガであっても放置せずに
必ず歯科を受診してください。
小さなお子さまは遊んでいる時に転んだり、
ぶつかったりしてケガをすることが少なくありません。
特に、夏休みは自由に遊べる時間が増えるので、
ケガも増えやすい時期です。
くれぐれもケガがないように気をつけて、
楽しい夏休みをお過ごしください!
そよかぜ歯科医院
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